Fish & Paintings Diary

アクアリウムとアクリル画

姿の見えない男

今日こそ怪奇現象について書きます。

私、霊は見えない人なのですが

 透明人間事件は何度かあり

はっきり言って透明人間信じてます。

人間が透明というより、「プレデター」みたいな一時的に見えなくなれる装置?かもしれないけど、すでに何らかの物がこの世にあるんじゃないかと思ってます。

一番不思議だった出来事は高校のときのコレ。

 

一番賑やかな通りからはちょっと外れた所で、

道に突っ立って、友達と二人でアイスクリームを食べていました。

食べながらしゃべっていたとき、突然、友達の体がガクッと前のめりに揺れた。なんとかアイスは落とさなかったけど、その子のピンクのサングラスが衝撃でずれていたのが記憶にあり

とにかく不自然な動きで、何とも言えない違和感があった。

「どうしたの?」ときくと

「謝れって感じだよねー」

「何が??」

と、わけがわからない。

友達は「男の人が後ろを通っていくとき自分にぶつかった」と言う。

私は壁を背にしていたので通り全体を見渡せる状態だったんだけど、少し離れたところにおばちゃんがいるだけで男なんか通らなかったし、誰も友達にぶつからなかった。友達がひとりでにガクッとしたようにしか見えなかった。

私は「誰も通らなかった」と言ったけど、友達は「黒っぽいスーツの男が通った」と言い張る。

「すごく急いでいた。そこの角を曲がっていった」というので、一緒にその地点まで行ってみると、

なんと男が曲がったという建物の先に道はなく、隣のビルの壁との間の細い隙間があるだけで、すぐ行き止まりだし、人が通れるような場所ではなかった。

それを見て友達もびっくりして、「確かにここを曲がって行くのが見えたんだけどな?」と言っていた。

 

その後、「透明人間だ」「壁をすり抜ける超能力者」「宇宙人」などと盛り上がったが、それだと私に見えなくて、友達にだけ見えた説明がつかないのです。

幽霊だとしても、友達は「フツーに人がぶつかった感触だった」と言うし、真っ昼間だし、何かしっくりこない。心霊スポットでも何でもない所だし。

 

その友達も霊感があるアピールなどは一度もしたことのない子だったんだけど

「こういう子が意外と本物だったりして」と期待が高まり

しばらくは「あの人見える?」「うん」「じゃああの人見える?」「見えてるよー」と、通行人を見て確認しあう遊びをやったりしたけど

あんなのは二度となかった。

とにかく「不思議」としか言いようのない出来事。