Fish & Paintings Diary

アクアリウムとアクリル画

怪奇現象・見知らぬ女性からの警告

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この先何か起きない限り

私の怪奇現象体験は、もうこれで本当に最後です。

これは一番怖かったけど 書くのも一番ためらった。

なんだか文字にしてはいけないことのような気がして。

でも、これから年末年始いろんなイベントがあると思うし

新しい出会いもあると思います。だから女の子たちに言いたい。

 

前から知っていて何度か会ったこともある男性で、おそらく20代後半~30代初めくらいの人がいました。

その人が遊びに行こうというので、出かけて行くと

それまでは複数で会うか、電車で移動したことしかなかったんだけど、

その時彼は車で待ち合わせ場所に来ていて、

「まあ乗りなよ」「よっしゃ」と、ドライブに行くことになりました。

 

その男性は、一見典型的な「地味だけどやさしそう」というタイプ。

大柄だが威圧感を感じさせず、温厚で、慎重で臆病な印象さえある人でした。

「いい人だな~」とか呑気に思ってた。

ところがそのときは、酒も飲んでいないのにそれまでの紳士的な態度がガラリと豹変!

最初は平和にダムを見たり、食事をごちそうになったりしていたんだけど

途中からぶっとんだように変なテンションになってきて

帰り道でべたべたしてきたり下ネタ連発したり、「寄り道して行こう」と、とにかくしつこい。

ひたすら断り続け、なんとか自分の近所のスーパーまで送ってもらって

いなくなったのを確認してから家に帰る。

 

その夜、眠るとすぐに目が覚めて、

夢とは少し違った感じで、脳内にすーっと映像が現れるというか

送り込まれるような感じがして、ある光景が見えました。

それは、ちょっと田舎な感じの道端に立っている、見知らぬ女性の姿でした。

別にその女性自体が気味悪いわけではなく、ごく普通の容姿。

悪意や攻撃的な雰囲気もなく、無垢なような虚ろなような?目をした素朴な雰囲気の人でした。

ただ、薄暗い景色の中で微動だにせず、じっとこっちを見ている姿がなんともいえず怖い。

必死に目を開けようとすると、金縛りになっている。

(普段金縛りなんてないので、私にとってはめずらしいことなのです)

金縛りがとけて、どっと疲れて眠ると、また同じようにすーっと映像が入ってきて、その同じ女性が出てきて恐怖のあまり目が覚める。そしてまた金縛り。

それを一晩中、何度も何度も繰り返すのです。

 

そのうち、その女性と、私が昼間会っていた男性が並んで立っている映像なども現れてきて、

「あー、さてはあの人の・・・」と思う。

女性の容姿はかなりはっきりしていて細部までわかり、

私とは、正反対とかいう以前に「そもそもジャンルが違う」感じの、普段なじみのないタイプの女性。

あれが本妻だとすると、彼にとって私は物珍しく見えたのか?などと思ったりする。

 

後日、霊感があるという人に話してみると

「それは彼の現在の彼女ではなく、彼が過去に暴力をふるい、子供をおろさせるなどした女性の生霊である。二度とその男と一緒にひとけのない場所へ行ってはいけない」というのでした。

 

後で考えればなのですが、

その男性とはイベントで知り合い、本名も住所も携帯番号も知りません。

連絡はフリーメール。フェイスブック等のSNSも「やってないよ?」と言われ知らされてない。

記念撮影している人などを見つけると「ああいうのバカだよ」と否定的なことを言い、写真を撮りずらい空気をつくる。

自分のだと言っていた車は、実は借り物なのか何なのか?彼がずっと住んでいると話していた場所とは、まったく違う県のナンバープレートがついていました。

それで実際ひとけのない場所を走ったりしていたので、

わざとにしても偶然にしても

もし何か起きてもすぐには犯人を特定しにくい状況が、周到に作り出されていたことになります。

 

私が最初に感じた「臆病で慎重」という印象は、あながち間違いでもなかったと言えますが

ただその慎重さが、巧妙に身元を隠したまま生贄を狩るためのものかもしれないとまでは、予想だにしなかった。

 

その女性の姿は二度と見ませんでした。

霊感がある人というのは友達の祖父で、長年食堂をやっているおじさんだったのですが、

その話を聞いたら、霊は「私のことが心配だったのかな」「車でも守ってくれていたのかも」と思えたので、

女性の映像をもう一度頭の中に思い浮かべて

「ありがとう!!」と心で念じました。

すると、それまでずっと無表情だったその女性の顔がふっと微笑んで目を閉じて、すーっと消えてゆくのが見えたのです。心で視えたというかなんというか?

で、その瞬間なぜか涙が出てきて。不思議な感じ。

 

本当にそれだけでした。特にお祓いもしてないし、話に聞くようなすごい展開は何もなかったです。

 

それで言いたかったのは、

霊のことはおいといて、人間に気を付けて遊んでね――――!!!\(^o^)/