Happy Fancy Arts

高品質のイラストを¥1000から。一週間でお届け【受付再開】

企業・組織からのイラスト受注&絵のジャンルについて思ったこと

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私の個人的な体験ですが、会社の仕事をしてみたい人がいたら

何かの役に立てればと思います。

 

本当は、イラストの注文を受ける以上、お客様に関する詳しい話はプライバシーなのでネットで書けません。

 

もちろん、「イラストを発表して、ついでにうちのサイトも宣伝してね!」という場合は、リンクを貼ったりはできますが。

 

私が注文で描いたものの中には

「サイトで公表しないで欲しい」とのご要望により、永遠に封印されているものもあります。

 

永久封印は、アーティストとしては、ちょっと寂しいです。

万が一「公表しないでくれ」というお客様ばかりが続いたら、

SNSもホームページも更新されず、表向きは、長い沈黙の状態になるでしょう。

 

イラストレーターは「仕事用の絵を描いて、その合間に趣味の絵も描くヘンタイ」と言われることがありますが、

会社の仕事などで作品の公表を禁じられたら、趣味絵でも描いて「活動してるよ」アピールしておかないと、次の注文に繋げることができないのかもしれません。

 

ところで、

この話はだいぶ前のことで、もう時効かなーと思うので書きますが

もちろん個人名・団体名はいっさい出せないし、そのときの絵も出せません。

まあこんなことがあったよっていう話です。

 

親戚のご厚意で……まあコネで?

期間限定で継続してイラストの注文をもらっていたことがあり、

私は、そこの担当のおばちゃんによく修正依頼を出されて描き直していました。

そのときインクを使った抽象より?の手描き絵だったので、正直描き直しはかなり面倒だったのですが、

その会社は一枚一枚の報酬がめっちゃ良かったので、修正代も含まれてるのかなーと思って電話一本で直していました。

 

しょっちゅう訂正になっていた理由は、

担当のおばちゃんいわく

「うーん、なんか暗いんだわー」

「なんか、怖いんだよねー」

 

一方私はそのとき「明るく」とか「今回は癒しをテーマに」とかの指令に逆らう意志は微塵もなく、フツーに描いているつもりだったので

 

「そもそもこの人の感受性が不安をキャッチしやすい仕様に傾いていて、普段の生活の中でもつまらないものが怖かったりする人なんじゃなかろうか?」

などと思ったりしました。

 

でもそこらに転がって落書きしてると、母親もよく「また気味の悪い絵描いてるのー?」って言うし・・・

 

もしかしたら本当にあたしの描く絵は

怖くしようとは微塵も思っていなくても

なんの計算もテクニックも使わなくても、

 

素で怖い!?

 

これってお笑い芸人にたとえると、

「おもしろいこと言ってないのに、ただフツーにしてるのにおもしろい」

みたいな!?

 

素で怖くできちゃうだなんて、もしかして……

もしかして……

 

あたし、天才ホラー画家だったりして!?( ゚Д゚)

 

以下「ガラスの仮面」のあゆみさんの声で妄想↴

 

「あたしが何年もかかって努力を積み重ねて身につけた暗さや怖さ……それをあの子は、呼吸でもするように簡単に描き出してしまうのよ!!」

 

ひょ――――°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

天才ホラー画家!!✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌’ω’)✌

 

と、うぬぼれたかけた矢先、おばちゃんが人事異動。

後任で来たもっと若い男の人は無関心で、原稿渡して「あ、どうもですー」で終わりの人(で、そのまま自動的に印刷に回される)

 

報酬は据え置きのまま修正依頼がなくなったことで、

面倒で割に合わなかった仕事はたちまち「おいしい仕事」に早変わり♪ 

締め切りさえ守っていれば何も言われない自由な天国♪

(*´∀`)アハハ(´∀`*)ウフフ

 

とまあ、同じ部署でも人が変わると、そういうこともあるんですね。

 

さてこのように一般人?に「暗い」「怖い」と言われて調子づいた私ですが

DeviantATRでホラー系のコミュニティにいたときは

「カワイイ」「キレイ」と言われることはあっても、「怖い」と言われることは一度もありませんでした。

 

なぜならそこには私よりもっと凄い人がたくさんいるし、見る方も目が肥えてきて、ちょっとやそっとじゃ誰もビビらなくなってゆきます。

私のなけなしの怖さは周囲の過激さの中で埋没し、実際に「カワイイ系の絵の人」でしかなくなります。

 

何かに特化しようとすると、そういうことが起きるようです。

 

たとえばの話ですが、

人間の世界で暮らしていると「おまえ魔女なんじゃないの?」といわれるので

その気になって魔女の仲間に入っていこうとしたら

「え、おまえ魔女だったの?ただの人間じゃん」とか「いやぁ君まだまだだねー」と、なるようなものです。

 

最終的には、

「あたしはあたし」

「自分ブランド」

ということで押し通すしかないわけですが、

 

人間の世界で「魔女なんじゃない?」と言われる程度なら、多少異端視されても、「いいえ人間ですよ!!」と居座った方が、アーティストにとっては、メリットがあるような気がします。

 

別の言い方をすれば

「エロ絵なんじゃないの?」と言われる程度なら、「いーえ、あたくしの絵はアートざます!!」と押し通した方がいいんじゃないかということです。

 

そこで素直に「あ、そう。これエロ絵なんだ」「あたしエロ絵向いてるのかなぁ~?」なんてエロの世界に踏み込んでゆこうものなら、

そこにはもっと恐ろしい魑魅魍魎がうじゃうじゃいて

「ヌルい」「こんなんじゃ抜けない」とかなんとか言われるかもしれません。

 

逆にそこでのびのびとして幸せになったならいいですが、そうじゃないなら、

 

一般人の中にしっかり居座って境界線を越えない程度のものを作りながら「エロじゃない!」「グロじゃない!」「BLじゃない!」「芸術ざます!!」と騒いでた方が、よっぽど目立てるというものですよ。

 

そんなわけで、

自分をカテゴライズするということは、

「このジャンルが好き」とか「このジャンルが自分に合っている」ということの他に、

「この場所は正直ちょっと違うと思ってたんだけど、ここに留まっていればコアな部分に踏み込むよりずっと目立てる」

という自分なりの地点がどこかにあるかもしれないので

どこかひとつの場所を見ただけで「あたしよりすごい人がたくさんいる、もう無理~」と嘆くのは、早計かなと思います。