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映画「五日物語」ストーリー&感想(ネタバレ注意)

映画「五日物語」

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スプラッタまではいかないけど
ほどよくグロテスクで、血と怪物も満載♡♡

 

女性キャラが、理想化されていないので
誰もきれいごとは言わない
みんな自分の欲望や好き嫌いにとことん忠実に、
ときには無慈悲な素顔をさらけ出して
現実に逆らって悪あがきして大暴れ!!
と、女子会的な楽しさもある映画です♪

 

 

 

舞台は中世ヨーロッパ。
衣装は、ゴシック以前のような。バロック・・・かな?
3つの王国があって、
それぞれのロイヤルファミリーの事件録となります。
国別に整理してみました♪

 

公開からけっこう経ってるので、
もう詳しい内容 書いちゃってもいいかな?
これから観る人は、ネタバレ注意です。

 


王国①

 

国王夫妻は不妊治療中
王様めっちゃいい人なんだけど、
王妃は思いつめて重度の鬱状態
ついにあやしい男の助言に従うことに・・・

 

その方法とは
まず海の怪物の心臓を捕ってくる
料理は必ず、処女が一人でやること
それを王妃が食べれば必ず懐妊するという。

 

で、王様自ら古風な潜水服で海の洞窟に潜り
そこにいた大トカゲみたいなUMAを殺したが、自分も重傷
なんと王様死んでしまった
はぁ!?それじゃどうやって子づくりするのよ、
何その本末転倒な展開!?

 

死んだ夫に目もくれず、毅然と怪物の心臓を持ち去る王妃。
あーあの様子じゃ他の男連れてきてなんとかするんだろうな
と思いきや、怪物の心臓を食べた瞬間ひとりでに妊娠
ついでに、心臓を調理した処女の女中さんは
心臓を窯ゆでにしたさいの、水蒸気で妊娠(なぜ!?)

 

さすが怪物、もはや地球上の生物ではない!!

 

妊娠期間はわずか一晩、そして出産
誕生した子は予想を裏切り、ごく普通の赤ちゃん
そして王様の葬儀に子連れで参加した王妃
もはや死んだ王様など用済みな感じもあらわに、
念願かなってるんるん♪すっかり子煩悩なママに。

 

このへんは、単純に母性愛とかで割り切れない、
黒さや怖さが表現されております。
あーあの子絶対マザコンになるよー
と思わせたところで、場面は変わって16年後

 

王妃の子エリアス王子と
ジョナ(蒸気を吸った女中さんの子)は、
双子のようにそっくりな少年に成長。
心臓を食べてできた子と水蒸気でできた子では
どう考えても心臓の子の方が体力的に上ではないのか?
大丈夫なのか水蒸気の息子?
と思ったが、二人にはほとんど差がなく、
共に潜水の名手&水を操る能力者
そしてとっても仲良しさん♪

 

でも王妃は、自分の息子が女中の息子と仲良くするのがイヤ
いくら禁じても二人を引き離すことができない
さらにジョナが政治に関わってきそうだとわかると、
ジョナを殺害する計画を立てる
命を狙われたジョナはエリアス王子の制止をふりきって城を出て行く

 

ここから先は、なんだかわかりにくいんだけど
ざっくり言うと
エリアス王子が母の支配と溺愛から自立してゆく話ってことかな?
王妃は最後怪物と化して、ジョナを守ろうとした王子に殺されます。
ていうかあのクリーチャー、王妃だったってことだよね?たぶん。

 


王国②

 

こっちの国は、
女好きの、ちょっとウザい感じの王様
城のハーレムにも飽き気味だったある日、
かわいい声で歌う娘を発見、次のターゲットに決定

 

しかしこの声の主は、
細々と染色業?を営む、姉のドーラ&妹のインマ
70代か80代くらい
見た目はフツーに老けてるんだけど
なぜか姉妹そろってロリ声の持ち主(特に妹)

 

王様は姉妹の家にやってきては「扉を開けてくれ」と懇願
だめだ、歳がバレる・・・
拒否するドーラ
しかし、どうしても王様とデートしてみたい
ドーラは、部屋の明かりをつけないことを条件に
真っ暗な寝室でひっそり密会する約束をする

 

たるんだ皮は引っ張って伸ばして
余った部分は糊でぺたぺたくっつけて
ごまかしておけば大丈夫!
よっしゃ、なんとか気づかれなかったみたい
(って怖いよ!!)

 

しかし情事の後うたたねしてしまい、
寝てる間に王様に顔を見られてしまった!
王様「魔女に騙された」と大騒ぎ。
「あんたが誘ったんでしょ!?」
と訴えもむなしく、窓から放り出されてしまうドーラ

 

城の窓の下は森で、普通だったら死んでる高さ。
しかしくるまっていたシーツが木にひっかかり、
奇跡的に一命をとりとめる
そこに、森に棲む本物の魔女がやってきて、
ドーラを若返らせてくれた
(ということでいいのかな?このへんよくわからなかった)

 

その後、森に狩りに来た王様が
20歳くらいに若返ったドーラを発見(なぜか全裸)
何も知らずにひろって帰り、そのまま結婚

 

一方、最初からちょっと足りない感じだった妹のインマ
姉が消えた後、一人寂しく暮らしていたが
城からドレスと招待状が届き、よくわからないまま結婚式に参加
そこで、王の花嫁が姉のドーラだと知る

 

一人暮らしがイヤで
「ドーラと一緒に城で暮らす」
と言い張り、強引に居座るインマ
でも、若くなったドーラは

「正体を知られては困る」
「あなたみたいな年寄りが私の姉だとは誰も信じない」
と同居を拒否

 

それなら私も若くなりたい!!
方法を問い詰めるが、ドーラにもよくわからないので
「皮をはいだだけ」と適当なことを言って追い出した

 

その言葉を真に受けたインマは
ドーラにもらったドレスの付属品の宝飾で革職人を雇い
自分の皮をはいでもらう

 

それが、麻酔もなんもなしで
そこらの林の中で木にしばりつけてもらって手術
という凄まじい方法

 

望み通り生皮をはいでもらったインマ
血まみれのままフラフラと城へ向かって歩いてゆく・・・
というところで終わっている

 

なんだかよくわからないんだけど、
「子離れできない親」が他の王国のテーマであるのに対し、
ここでのテーマは「姉妹」「老いと孤独」


姉妹仲良く暮らしていても、姉はいつか先立つもの

私は、ドーラは実はとっくに亡くなっていて
その死に向き合えなかったインマの作り出した妄想が
「姉は若返って城で王妃として暮らしている」だったのかな?
と思いました。あくまでも私の解釈ですが。

 


王国③

 

ここの王様は模型&昆虫オタクの変人
(俳優さんがやたら役に似合っている)
自分の研究室でノミの突然変異種を飼育し、
アザラシくらいの超巨大なノミへと成長させる
しかしもとももとノミなだけに寿命が来たのか
あっけなく死んでしまったので、皮をはいで取っておいた

 

王様にはもう大きい娘ヴァイオレットがいて
前から「結婚したい」と言っていた
しかしどうしても娘を手放したくなかったらしい王様、
巨大ノミの皮を公開し
これが何の皮か当てた者を娘と結婚させる、と宣言

 

いろんな男が皮を見に来るが、誰も何の皮かわからない
このままでは生涯独身になってしまうぞヴァイオレット。
そのとき、超人的な嗅覚を持つ猟師?が乗り込んできて
一発で「ノミの皮」と言い当てた!

 

ヴァイオレットはその男が気に入らず、投身自殺未遂して大騒ぎ
でもこの猟師、私にはフツーにカッコよく見えたので
彼女の拒否反応があまり理解できず、はてな???
確かに王族と釣り合うかって言われると疑問な感じだけど
アクション映画によくいるタイプで、あたし的には萌え♡

 

さて嫌々ながらも結婚生活を開始したヴァイオレット
猟師の家はなぜか高い崖の上の洞窟。原始人か!
ゴミどかして「座れ」って、あんたね~
どうでもいいけど、毛皮売って生活してるなら
もう少しマシな家に住めないのか!?
突っ込みどころ満載過ぎる彼にやっぱりちょっと萌え♡

 

そんなある日、ヴァイオレットはたまたま断崖の裂け目の向こうにいた
ジプシーみたいな女性に「助けてくれ」と懇願し
旅芸人の一家が崖を越えて脱出に協力してくれることに!

 

その方法は、崖にロープを渡して
綱渡り芸人がヴァイオレットをかついで断崖の向こうに渡る
というもの。
しかしその途中で旦那が気付いて、綱を伝って追いかけてきた!
旦那、このへんからヤンデレ化。

 

で、綱を渡り終わった男の子の兄弟がロープを切って
旦那は崖の下に転落!
あー死んだな。
逃げ切ったヴァイオレット、ほっとして旅芸人の人たちの馬車に乗り
祝杯をあげていたところ
旦那が馬車を襲ってきて、あっという間に一家を次々と殺害!
いい人たちだったのに、とんだ目にあってしまった。

 

旦那は断崖絶壁から落ちたのに奇跡的に軽傷
超人的な嗅覚を駆使して跡をつけてきたと思われる。
不死身なのかこの男!?
しかもここまで嫌われて、脱走までされたのに
まだヴァイオレットを連れ帰ろうとしている。
どういう神経だよ!?

 

しかし意を決したヴァイオレット、
いったん旦那を油断させてから背後から喉を切り裂いて殺し、
彼の生首を持って故郷の城に帰還。

 

王様は、自分の勝手な気持ちで娘を不幸にしたことを後悔したのか、
ヴァイオレットに王座を譲って引退。
今度こそ自分の意志で夫を選ばせてもらえそう。

 

そのヴァイオレット戴冠式に、王国①②の人々も参加している
という場面で終わります。

ハッピーエンドじゃない
というようなことが広告か何かで書いてあった気がするけど
私には、わりとハッピーエンドに見えました✨

おもしろかった♪