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Happy Fancy Arts

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ダークな絵の効用① 傷痕

ホラー絵・グロ絵・病み絵・・・

光があれば闇があるように、

それもまた世界の一部。

 

 

自分が常にグロテスクな絵を描いているわけではないですが、

それはただ単に、そういうアイディアが浮かんでこないだけのことで

アイディアが降ってきたら喜んで描きます。

 

ところで話はそれますが、

人がジャンルを選ぶのではない。アイディアが人を選ぶのだ

という考え方があります。

 

エロ絵のアイディアが頻繁に降ってくる人はエロ絵を描けばよい

ホラー絵のアイディアがしょっちゅう浮かぶ人はホラー絵を描けばよいのですが

それは、実は本人がそのジャンルを選んだというよりは

「その人がホラーの神様に選ばれたのだ」という考え方です。

 

人には実はそれほど大きな選択権はなく

無数に宙を飛び交っているアイディアに

選んでいただいているだけなのだ

というわけです。

 

私もやっぱり

「ホラーの神様に選ばれた人」

っているなあと思います。

自分がわりと片思いなので。

 

それはおいといて、

 

ダークな絵の魅力のワケや、

その効用を考えてみたいと思います。

 

ほんの一例ですが、

これは以前、一時精神的に調子が悪くて学校を休学した後

また戻ってきた友人から聞いた話です。

 

グループセッションの心理療法で、

自分の過去の傷を表現するアート作品を作りましょう

という課題があったそうです。

 

作品は粘土でも衣装でも何でもよかったそうですが

彼女は大きめのキャンバスを用意し

家族のこと、中学でいじめられたことなど

過去の悩みや苦痛のすべてを頭の中から取り出して絵の画面に移すつもりで

抽象的でダークな病み絵を描きました。

 

絵が完成したら、焼却の儀式をして絵を焼き捨て

過去を水に流そうと思っていました。

 

ところがいざ完成してみると

いつのまにか、その作品が大切なものになっていることに気づきました。

 

なぜだかそこに描かれた過去の傷が愛しく

すべてを乗り越えて今生きていることに対して

勇気や、感謝の気持ちがわいてきて

彼女は絵を捨てるのをやめました。

 

破壊して焼き捨てたら、さぞかし気分がいいだろう

と予想していたので、自分でも意外だったそうです。

 

そのグロテスクな絵は今でも大事に自分の部屋に飾ってある。

という話でした。

 

続きます。

 

 

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 これは私がずっと前描いた絵です。

ボールペン&コピック

 

 

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