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ダークな絵の効用③ モンスターたち

なぜ闇の世界に惹かれるかという

疑問に向き合ってみるシリーズその3です。

 

今回はちょっと絵のことから離れます。

 

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aryoshka.hatenablog.com

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なぜ残酷なもの・ダークなものを描くかというと

自分がホラーや怪談が好きだからですが、

それは架空の話に限定されます。

 

もちろん私、現実の連続殺人事件にも興味津々ですが

実際の事件に対して、あからさまに野次馬根性をむき出しにしてキャッキャと騒ぐことはできません。

現実の事件の背後には必ず、現実の被害者とその遺族たちがいるからです。

 

私は怪物や妖怪くらい現実離れしてくれてやっと、

そういったしがらみや罪悪感から解き放たれて

その恐怖のワンダーランドを自由に楽しむことができます。

 

たとえば映画シリーズのハンニバル・レクターでさえ、私から見るとリアルすぎてちょっと「好き」と言うのが後ろめたく感じます。

誰だったか忘れてしまったけど、ある女性ライターが

レクター博士は素敵」とサラッと書いているのを見て、正直「勇気あるな」と思いました。

ただ私の父も、人前ではわざわざ言わないとしても、トマス・ハリスレクター博士の大ファンでした。

 

かといって、私も本音では現実の殺人犯の方が好きなのか?というと、そうでもないです。

ひとつには、彼らもしょせんひとりの人間であり、得体の知れない強大な敵ではないからです。

それに対して、異星人や怪物は未知の存在です。

そこがポイントです。

謎は難しいほど解き応えがあるように、怪物も危険で異常であればあるほど魅力的です。

 

侵略をたくらむ異星人でも

闇からさまよい出た怪物でも、

異質なものに興味を持って模索することで人は何か得をするのか?

と考えてみましょう。

その報酬は、つまり

「種の生存」とはいえないでしょうか?

 

たとえば、今では生態が知り尽くされたライオンやクマだって

原始時代の人からすれば、謎につつまれた怪物だったかもしれないですよね。

そのとき村を救ったのは、

怪物に興味もなく、嫌悪し、震えながら目を覆うだけの人々ではないはずです。

 

あえてその怪物に興味を持ち、怖れながらも愛した私たちのような人間が、

彼らの謎と生態を探り、対策と生存の道を編み出したのかもしれない

 

つまり「怪物に熱狂する」という傾向がなんらかの役に立つからこそ、

何世代にもわたってDNAに組み込まれているのではないでしょうか?

 

DNAで好みのすべてが決まるわけではないと思いますが

少なくとも私の場合は、父方からの遺伝のような気がします(^^;)

 

 

再びコピック時代の過去絵。

 

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