Fish & Paintings Diary

アクアリウムとアクリル画

映画「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」怪物ホローに関するまとめ

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まったりとした展開で、

スリリングになってくるまでに時間がかかる。

前半眠いです。

でも大丈夫!

ホローという素敵モンスターが登場します。

 

注)ネタバレ含む

 

 ホローはスレンダーマンみたいな妖怪で、

身長は多分3~5メートルくらい。

手はかぎ爪、足は棒みたいになっていて、

すごいバランス感覚だなと思うんだけど

でかい竹馬みたいな感じで器用に歩く。

歩幅が大きいので、あえて走らなくても速いです。

 

顔は真っ白で目も鼻もなく、

魚に似た口にぎざぎざの歯が生えていて

口から触手が出ますヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

ちなみに触手の色はローズピンク寄りの、ややくすんだ赤で

先端は細く尖っている。

その触手を人の両目に突っ込んで、眼球を抉り出して食べます。

リアクションからすると、美味らしいです。

 

ホローは、もとは人間で、異能者といわれるミュータントでした。

しかしあるとき、時間を操る能力者の力を吸収して

永遠の命を得る実験に参加したところ

それが失敗して、なぜか上記のようなモンスターになってしまいました。

 

バロンは実験の主催者で、ホローたちのボスなんだけど

世界を支配したい系のボスじゃなくて

あまり政治や権力に興味のない、研究・開発者タイプのボスだからなのか?

わりと軽快で、たまにふざけたりもするおじさんです。

 

時間を操る能力者の力でモンスター化したということは

ホローは、今の地球上では異形とされるかもしれないけど、

実は、遠い遠い未来の、進化した人類の姿なのでは?

それほんとに失敗なのか?

個性も性別も、すべての飾りをそぎ落として捕食に特化したような

なんか年も取らなそうだし

見方を変えれば成功だったりするんじゃないだろうな?

と、私は疑問に思ったのですが

 

ホローたちは、人間の姿に戻りたいと願っていて

異能者(とくに子ども)の眼球を一定量食べると、

人間の姿に戻れる。

だからいつも眼球を狙っているということです。

あと不死身にもなってないんだよね。

頭を撃ち抜くと死ぬし。

 

ホローは透明で、

普通の人間や、異能者でも、その姿を見ることができません。

視る力を祖父から受け継いだ、主人公ジェイクだけが見ることができます。

見えるので、闘える。

後半は大人がいなくなり

戦闘系の能力を持つ子も誰ひとりいないという頼りない状況の中、

戦略もたてるし、意外に統率力を発揮して活躍します。

 

ただ、バロンに「おまえの力は命中させることじゃないからな~」と言われる通り

ボーガンを何度も撃ってるのに、当たりそうな場面でも外しちゃうのがご愛嬌?

あれけっこう難しいんだね~

人形使い君が「俺なら外さない!」って言ってるけど、でもこの子には見えないわけだし。

あと、双子の能力は、おそらく

間近で視線を合わせないとだめ

目のないホローには効かないんだと思います。

 

そんなこんなで、

ホローから異能者の子どもたちを守るため、

時間を操る能力者が、世界各地に作った「ループ」と呼ばれる安全な亜空間のようなところに隠れて暮らしている。というお話でした。

 

おもしろかった♪