Happy Fancy Arts

高品質のイラストを¥1000から。一週間でお届け【受付再開】

素敵な「大人の女」になんかなるな

 

f:id:aryoshka:20170309235036j:plain

 

これは、あるとき私が昼寝していて見た夢です。

 

 

夢の中で私は、両親と共に、どこかの別荘地に引っ越してきました。


父の事業の都合で本宅を売り払い、これまで別荘として使っていたもう一軒の家を、今後は生活の拠点とすることになっていました。

 

引っ越した先は、悪くない家なのですが、ただ庭も塀もまったくなく、外はすぐ往来で日が暮れても人の行き来が多いことに気付きました。

 

右隣はお隣さんの家が接近していて、サーファーたちが出入りしています。

左隣はなぜか大学の校舎で、ひっきりなしに学生たちや先生が通ります。

べつにガラの悪い人たちじゃないし、物騒な感じもないですが、なんとなく落ち着かない・・・

 

かといって、疑問や不満はまったくありません。

「まあ、こんなもんでしょ」

「お父さんだってお金持ちじゃないんだし、これでもいい方だよ」

などと思っています。

 

夢の中で散歩にでかけました。

家の前は道路で、その向こうにちょっとした芝生と、川があります。

川の向こう川は大きな木々と緑の丘のような斜面になっていて、その斜面の上の方には巨大な邸宅がいくつも並んでいます。

庭も広くて、とにかく一軒一軒の敷地が広大です。

つまり、細い川一本隔てた向こう側には、見たこともないような高級別荘地が広がっているのです。

その、こちら側との落差はもはや何かの冗談のようで、笑ってしまうくらいです。

 

とにかく、対岸の広大な敷地を目にした私は

「いいな~あそこへ行きたい」

「そうだ、この川を渡ればいいんだ」

と気付いて、川原を行ったり来たりしていました。

すると橋はなかったのですが、すぐそばに浅瀬があって、とび石まで並んでいます。

 

あ、なんだ簡単じゃない。ここを渡ればいいんだよ。と思いつつ、

「これは罠じゃないか」「警報装置とかついてて、石を踏んだ瞬間、あっち側の警備員がすっとんでくるんじゃないか」

と、色々考えて、渡らないで突っ立っているのです。

 

周囲を見ると、こちら側は人でいっぱいで混雑した感じなのに、向こう側には人はあまりいません。

川の向こう側には、子どもしかいないのです。

その子たちは絶えず動き回っていて、丘の斜面を滑り降りたりして遊んでいます。

 

それに対してこちら側の川原には、日光浴をしている人、読書している人など、みんな大人の女性たちで、静かに上品に「休日の午後のひととき」って感じで、過ごしています。

 

それを見て、頭にこんな言葉が浮かんできました。

 

「あ~、誰にも迷惑かけないしみんなに好かれる、良識があって気配り上手で上品で知的な『大人の女』は、大物にはなれない。どこかに限界がある。最高に運が良くても中流止まりだよ」

 

そこで目が覚めました。

 

これは夢の終わりにふとひらめいたというか

感覚的なことなので、なかなか言葉で説明するのは難しいですが

 

とにかく、それで私は、10代の頃から私の中にあった

漠然とした幻想というか憧れというか

たぶん、メディアに移植されたイメージ

「素敵な大人の女性」というイメージを放棄することにしました。

 

イタい女でいい。

子どもみたいでいい。

変なおばちゃんになるのです。