「嫉妬されて困る」
以前、友達に
「私はよく人から嫉妬されて、いじめられたりして困る」
という人がいました。
しかしその人には容姿や才能、財産など
目立って嫉妬の対象となるようなものは特になく
私も、最初は一ミリも嫉妬していませんでした。
ただ、その子の受け答えの仕方というか
会話の癖が、私はちょっと苦手でした。
ひとつひとつは些細なことなのですが
たとえば、共通の知人のことで
「〇〇さんにこないだのイベントのことであいさつのメールしたけど返事はなかった」などと話すと
相槌も何もなく無言で聞いていた後「あたしにはちゃんと返ってきたけどね」と唐突にポンと答える。
また別の時に「いま試験勉強してるの。私、丸暗記とかそういうのすごく苦手だから大変なの」と話すと
これまた無反応・無表情のまま唐突に「あたしは暗記得意だよ。新しい知識が増えるのって楽しいし」と返ってくる。
普通は、こちらが話したことに対し
「へ~そうなんだ」といったん受け止めてから「でも私は・・・」と話し出すじゃないですか。
べつに自分の話をするのがいけないんじゃなくて
「ふーん、そうなんだ」「あんたはそうなのね」などと
「私は」の前にちょっとしたリアクションがあるだけでぜんぜん違ったと思うんですね。
本当に小さなことだし、単に会話のテクニックの問題なので、
本人に悪気はないだろうけど、積み重なると消耗した。
ちなみに上記のような受け答えをされても
相手が先生だったり上司だったり
いつもその場を仕切っている幹事役の人やリーダーだったり
はっきりした上下関係がある場合なら許せたんじゃないかと思います。
なので、友達同士の会話が苦手な人でも
状況や役回り次第では、うまくやっていく可能性があると思います。
その友達とはもう疎遠ですが
早くに結婚し 毎日旦那と殴り合いのバトルしているみたい
と共通の知人から聞きました。
疲れて帰ってきて、ちょっと愚痴こぼしたとたんあの調子で
「あたしはそんなミスしたことないけどね」なんてやられたら
旦那じゃなくてもイラっとするだろうと思いますが
まあまあ 元気な相方が見つかってよかったですね♪
ところで
「絵が上手い人に嫉妬するか」というと
ただ上手いだけの人には嫉妬しません。
描き始めたのが遅かったからだと思うけど
もう学生じゃないし
しばらく人間やってると
ちょっと何かが上手いくらいでバンバン儲かるわけじゃない
とわかってきます。
お金持ちのアーティストは、とってもうらやましいです。
どうやってその売り上げを確立したのか
流れを調べたくなります。
知名度と人気は、直接的にではなくても
間接的に収益に繋がると思うので、羨ましいです。
実際私、ちょっとでも羨ましく感じたらすぐにその人のことを調べたり
公開されている範囲で、いろんな情報を見るのですが
そうすると、けっこう長いキャリアがあったり
さまざまな労力や積み重ねが見えてきて
「あ、こんな大先輩にうらやましいとか失礼だったなすみません💦」
になることも多いです。
その人の背景・因果関係などがよくわからないときや
質問しても「うーんそれはちょっと言えないな」なんて言われると
モヤモヤします。
嫉妬されない方法があるとすれば
ひとつは「手の内を全部さらす」「ここまで来るまでに自分がしたことをすべてをお見せします・教えます」という「惜しみなく全公開するスタンス」
もうひとつは「やっぱりあの人はすごい」「あんなふうになるだけのことはあるな」と思わせるような「ブランド化」
の二つなんじゃないかと、私は考えています。
ただこれは簡単なことではなく
自分が何をしているかの自覚や、観察して分析して言語化する能力が必要なので
説明できない人はできないし、うまくいく方法などを質問しても答えてくれないと思います。
ともかく
アートでお金持ちになった♪という人が現実に存在していることは
とても夢がある話 元気になれる話でもあります。
なので、希望や明るい未来を見せてくれる
ありがたい先輩なのかもしれません・・・✨
「うらやましいの~」
Photo by ありしゅ