Fish & Paintings Diary

アクアリウムとアクリル画

好き。でも「下手したら殺される」

半魚人の映画観て思い出した

もうずっと前、男女数人で遊んでいた時のこと。

 

 

私、映画「プレデター」シリーズが好きで

プレデターについて熱く語っていたのですが

そのとき一緒にいた男子の一人が

なんか冗談を言いました。

 

正確には何と言ったのか忘れてしまったのですが

それが、私がプレデターと性的な関係を望んでいる

という前提のギャグだったんですね。

 

「そんなんであいつの相手できるの」みたいな。

こんな上品な言い方じゃなかったけど(-_-;)

 

それで私、ものすごくビックリして腹立って。

だけどどう説明していいかわからなくて。

 

相手も、自分ではおもしろいつもりで言っただけだから

なんで私が怒ってるのかわからなかったと思う。

 

ところで、

私はプレデターに対して本当に下心がないのかというと

それはゼロじゃないかもしれないです。

シリーズ後期に行くほど、一作目に比べてセクシーになっていくのも事実だし。

作りがどんどん進化してて肌の質感とかがリアルなんだよね。

 

でもまず大前提として

プレデターはプレデターの星の人と付き合うのであって

地球人とは付き合いません (・∀・)ウン!!

 

自分の脳内で独自の妄想を作り上げてるわけじゃなくて

「下手すりゃ殺されて逆さ吊りにされて生皮剥がれる」という

その設定は私の中でも絶対です。

 

しかもプレデターは戦士と認定したものを狩るのであって

基準を満たさないと狩りの標的にさえなれないのです。

「あ~こんなんどうでもいい」とスルーされる可能性大です。

 

つまり「プレデターは私なんかどうでもいい」

という大前提あっての「好き」なわけです。

 

アイドルや大スターを応援したり追いかけたりする人

その人たちはまさか、その大スターが自分とどうこうなるとか

思っていないですよね。

万が一お声がかかったら飛んで行っちゃうかもしれないけど

「その可能性はまずありない」という前提での「好き」ですよねもちろん。

 

たとえば考古学やミイラが大好きで、ミイラの研究している人が

「おまえは結局のところミイラを性的な目で見てるんだろう」なんて言われたら

すごくビックリすると思うんですね。

 

それと同じ。

 

それはいいんだけど、

でもその「ほぼありえない万が一の場合」をネタにされたからって

なぜ腹が立ったのだろう??

 

それは順番の問題で、

「何かを期待してるから好き」ではない

「好きだから、万が一望まれたら喜んで」なのだという

そこをわかって欲しかったからかな?

 

一番目にあるのは見返りのいらない純粋な「好き」で

決して「Hなことがしたいから好き」ではない。

 

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」も、もちろんそうなってます。

 

aryoshka.hatenablog.com

 

べつに、主人公が半魚人に下心があって助けたわけじゃなくて

ただ純粋に「何の得にもならないけど助けた」が先ですよね!

(そんなの言うまでもないことだと思ってたけど、

人によっては違う解釈をしちゃうのかもしれない)

 

 

それで

男性にはこの「見返りの要らない純粋な好き」という感情はないのか

というと、そんなことはないと思うんですね。

 

現に、ミイラの研究している男性もいる

爬虫類の研究している男性もいる

もちろん宇宙人の研究している男性もいる

 

その人たちは、彼らの愛と情熱の対象にたいして

下心があるわけではないでしょう。

 

ただ、この感情は「誰にでも当たり前にある」なのではなく

もしかして「ある人もいるけど一切持っていない人もいる」なのではないか?

と思うようになりました。

 

ある意味オタク特有の感情と言えばそうかもしれないけど

この種の「好き」を持てる人って

とても幸せなんじゃないかと思います。

 

 

 


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