Fish & Paintings Diary

アクアリウムとアクリル画

いまだかつて見たことがないものを見たとき、

「人は、今までまったく目にしたことがないものや、

存在するはずがないと思っているものを目にしたとき

スルーしてしまう」

 

 

という、山口敏太郎さんの言葉があったんです。

 

ここに書いてあった(この本好き――♡)

 

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いまだかつて見たことのない物体なり生き物なりを目にしたとき、

まず自分の過去の記憶の中からなんとか似たものを探してくる

 

たとえばなんか見たこともない青くて丸い生き物が動いてた・・・

それが何なのかは実際にはわからないが

記憶の中から似たものを探した結果ドラえもんが該当したので

その人の中でそれはドラえもんになる。

人にも「ドラえもんを見た」と話す

みたいなことがまずあるのだそうです。

 

それを通り越して、

本当に見たこともきいたこともないようなものだったら

もう脳で処理できない?ので、

「見えているのに、見えない」

「見なかったことになる」

みたいなことになってしまう

 

それで、怪奇現象を体験した複数の人間の間で

何を見たかという点で意見が食い違ってしまう

ということが起きるそうです。

 

私もそういう体験をしたことがあります。

 

aryoshka.hatenablog.com

 

 

創作の話をすると

イラストでも物語でも何でも

人の目に留まる作品とは

多少斬新でありながら、どこか馴染みのある物でなければならず

本当に新しくて個性的で誰も見たことがないようなものだったら

そもそも目に留まることさえない

スルーされている可能性があるということです。

 

これは前からいろんな作家さんが指摘している

そして嘆いている点です。

「本気で斬新さや個性を出しちゃうと受け入れられない」という。

 

逆に、「あんたの絵、あのアニメのコレに似てるね」というように言われること

これ、言ってる方は好意のつもりだったりするのですが

絵描きの中でも特にオリジナルやキャラデザインやってる子はすごくイヤがります。

 

しかし、人は根本的にはいつもどこかで安心感を求めていて

驚かされるのが嫌い。

「アレッ!?」と思ったとき、過去の記憶の中から

なんとかして似たものを探し出して納得しようとする生き物・・・

そう考えれば、「〇〇に似ている」と言われても

べつに良いのではないかと思うのです。

 

 

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今日も、草がおいしいね♪

 

 


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