Fish & Paintings Diary

アクアリウムとアクリル画

長い長い お別れの午後に

猫のゼブラちゃん(推定11~15歳。保護猫だから詳細不明)

お別れの準備期間に入っちゃった。

 

 

あんなに食いしん坊だったのに、もうあまり食べない。

前は一日2回だったけど、あげても残すので

今は一日一回 小さな缶詰かパウチだけ。

それも数回に分けてやっと食べて

あとはずっと寝てる。

 

寝てるんだけど、前は私の部屋で同居してる感じだったのに

今は、誰も使っていない半ば物置と化してる部屋の片隅に

ずっと隠れていて、ほとんど出てきてくれない。

 

たまにこっちの部屋にも来るんだけど。

単に食べる草の植木鉢が私の部屋にあるからかも?

もうおもちゃを見せても遊んでくれないし

ひざにも乗ってくれない日が多くなった。

 

あー落ち込むなぁー(;_:)

 

変化は5月になってから目立つようになって

それからものすごいスピードで、

ひとつひとつ、やらないことが増えていった。

 

ずっとそばにいたのに

いろいろ要求しておねだりして

うるさいくらいだった頃もあるのに

一歩 また一歩 遠ざかっていく。

 

今じゃもう、いるのかいないのかわからない。

 

寝てばかりでもいいから

せめて私の部屋に転がっててくれた間は

見てるだけで嬉しかったのに。

 

もう寝姿さえ見せてくれない。

最近はすぐ他の部屋に隠れちゃうから

なるべく触らないようにしてたのに

それでも来なくなった。

 

まあ、夜遅くまで電気つけてるし

深夜アニメは見るしで、うるさいのはわかるんだけど。

 

小学生の時から、金魚とかインコとか定番のハムスターとか

いろいろ飼っていて、思うんだけど、

ああいう小さい生き物って、

私が他の事に夢中になってたり

何かで忙しかったり

そういう、こっちの心が離れたタイミングで

それを見透かしたように、ふっと逝ってしまうことがある。

まあ、かまいすぎても死んじゃうけど。

 

小さい頃は、感情と行動が直結してるから

飽きると本当に放置しちゃったり、

慣れてきたころに油断して事故したりするんだけど

だんだん大人になると

責任感だったり義務感だったりで

心はもう完全に離れてるのに、お世話だけは日課として

淡々と同じペースでするようになったりするんだよね。

 

でも、生き物ってそういうのがわかるみたいに、

心の網にできた穴からすり抜けていくように

世話だけはしてるのに、するっと死んじゃったりする。

 

だから、今度こそ絶対気をそらさない。

最後まで大事にするし

最後までずっと見つめ続けるよ。

と思ってたのに、

猫の方から

「もうあんまりかまわれたくない」

「もうあんまり見つめないで欲しい」

って言ってるみたいで。

 

ゆっくりゆっくり

猫が お別れの準備をしてる。

 

 

もちろん猫だって年をとるのは自然なことだし

何も悪いことばかりじゃない

オモチャにも反応しない 食も細いので

もう狩りなんてしない。たぶん。

「この分なら、もう取って食われることもないだろうから

ずっと我慢してた金魚 飼っちゃお――♪」と

金魚を買いに行ってまいりました。

 

ただ金魚も、新しい家に慣れるまで休養中です(´-`).。oO

 

 

 

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