本「精神科のこわい話」
前から存在する本のマンガ化らしいのですが、
こんな本があって⇓
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私自身は精神科の薬を服用したことはないのですが
知人から、「うつ病になってしまって」とか
「ADHDです」「あの人発達障害なんだって・・・」
などと耳にする機会は 年々増えてゆくように感じます。
そして、実際に通院中の人に会えば会うほど
診断や投薬への違和感は、どんどん増してゆくばかりです。
パニック障害で精神科に通っていた友達がこう漏らしたことがあります。
「ほんとは薬、イヤだったんだけどね。
精神科の薬で治った人、私見たことないんだよね・・・」
そういった違和感について
わかりやすく解説してくれる本です。
「ああやっぱり・・・」
「こんな本あったんだ。ていうかやっと出たなぁ」という感じ。
私も 以前、こんな記事書いたことがあった。⇓
本の後半の「精神病院の歴史」もなかなかダークで
以前読んだ「狂える者の書」という小説を思い出します。
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小説は、パラレルワールドを移動できたりするファンタジーなのですが
ここに登場する、精神病棟に入れられた少女イルドの物語は、
恐ろしくも悲しく 妙にリアリティがあるのです。
「精神科のこわい話」は、そこに書かれていたことは史実だと言っています。
また、理想的な未来社会における
とっても素敵な精神病院✨の図も対照的に提示されていて
こういうことができるのが、フィクションのおもしろさですね。
現状の問題は、この世界が
イルドが閉じ込められた古い恐怖病棟と
レオカディアがいる新しい素敵な施設の
中間地点だから・・・なのでしょうか。
でも、多くの人の働きにより
すべてのことは確実に日々進歩していると感じます。
ところで私
オカルト好きな者として、
神秘主義や精神世界も知っているからこそ
伝えたいことは
このような、病院や製薬会社への不信を利用し
「ほらね、だから精神科なんて信用できないんだよ」
「私たちなら助けてあげられる」と言って
自分の顧客として引っ張ろうとする、霊能力ビジネスに気を付けてほしいのです。
弱っていると、
とにかく手っ取り早く自分を救ってくれそうなものに飛びついてしまいますね。
そこにつけこもうとするような人は、残念ながらどこの世界にもいるので
それは、製薬業界も、精神世界や神秘主義の分野も同じだと思います。
時には 誰かに頼るのは悪い事じゃない
良心的な治療師に出会えたら良いですね。