夏の終わりに金魚が全滅。原因と対策
今週のお題「夏を振り返る」
金魚の桃助ちゃんが、転覆病になったのが7月の終わり頃。
餌のやり過ぎが原因かなと思っていました。
それから、絶食してみたり
消化を良くするために藻を食べさせたり
モンモリロナイトを入れてみたり
動物性の餌は、
フリーズドライの赤虫(一本を三等分して一日1~2片)
砕いた「エンゼル」を一日1カケラ
(エンゼルは沈下性だし、転覆に良いと書いている飼い主さんがいた)
と、ごくわずかに絞っていました。
まあまあ小康状態を保っていたのですが
やはり転覆気味で泳ぎにくいからなのか
水面でマツモにからまってウトウト・・・と眠っていることが多かった
(一応背鰭を上にして水平にはなっていた)
ここで運動不足を案じた飼い主
余計なことをしてしまいました。
「1匹より2匹以上の方が良く泳ぐ」という情報を目にし、
お友達を連れてきた
オレンジ君。
一応、種類は同じピンポンパール
大きさも同じくらいと思ったのですが、実際連れてきたら桃助より一回り小さかった。
とても元気で、ちょろちょろとよく泳いでいました。
2週間ほど丁寧にトリートメントしてから
桃助の水槽に一緒にしました。
最初の一日は、桃助が逃げまくって隠れてしまったのですが
二日目からは特にケンカもなく
つかず離れずで平和に泳いでいました。
慣れてくると、オレンジ君も桃助に興味を示さなくなり
追いかけることもなくなって
桃助は再び眠ってばかりの生活へ・・・
↑奥の隠れ家で眠ってる。
二匹にしたら桃助が良く泳ぐようになるのでは、と思ったけど
結果は、ほとんど効果はありませんでした。
さらに新入りのオレンジ君の方がすばやいので、
桃助にあげようとした少量の餌もすべて横からかっさらってゆきます。
桃助、意図せずして絶食状態。
このままじゃ弱っちゃうなーと思ったので
青水を作るつもりで置いておいたプラケースにエアレーションして桃助を移動。
ふわっとした藻が繁殖してて、それを食べて緑の糞をたくさんしてました。
二日くらいプラケースに隔離していましたが、
藻もなくなったし、青水培養のためにまた日なたに出しておきたいので
再びオレンジ君と一緒の水槽に戻す。
この直後、浮くタイプの転覆病だった桃助が、
突如 沈むタイプに切り替わりました。
泳ごうとしても底に沈んでしまう感じ。
これはまずいということで、
またプラケースに隔離。もう青水どころじゃないわ!と軽く糞掃除して水替えしてから入れました。
その翌朝くらいに、一匹だけになったオレンジが急死。
前日の夜遅くまで「なんで寝ないの?」というくらい元気に泳ぎ回ってたのに
翌朝いきなり水面に横向きに浮かんでいました。
そのさらに翌日、プラケースに隔離していた桃助も急死。
横向きに倒れて沈んだまま動かなくなりました。
その前に、和金のロケットちゃんが☆になったばかりで
結局、8月中に金魚3匹がバタバタと☆になってしまいました。
桃助の転覆病、単なる消化不良と思ってなめていましたが
違ったのかもしれない。
オレンジは、お迎え後2週間は単独飼育でしたが、その間は何の問題もなかった。
でも桃助と一緒にしたとたん、軽く、ほんとに軽くですが、
転覆ぎみになってたんですね。
餌もまだまだ控えめにしてたし、夏場だから糞掃除と水替えはマメにしてたのに。
転覆病はうつらないということになってますが
海水魚の病気で、ウイルス性神経壊死というのがあるそうなのです。
もちろん群れの中で伝染します。
金魚にも似たようなことがあるのかな?ちょっとわからないですが。
それと、
もともといた金魚に新入りの金魚を追加するのもわりと危険な行為で
別の養魚場で育った子たちはそれぞれ別の病原体のキャリアであり、持っている免疫が違うのだそうです。
問題なく追加している人たちもいる一方、
「追加するとほぼ100%死んでしまう」と言っている飼い主さんもいるくらいなので
思えば、リスクの高い賭けではあった。
オレンジは慎重にトリートメントしてから合流したつもりだったけど、
けっきょく一緒にしてから2週間足らずでどちらも☆になってしまったので
転覆がどうというより、単に「金魚の追加に失敗した」ということだった可能性もあります。
・・・・・
桃助が転覆病になって以来、思いついたことは片っ端から試してみたといっても過言じゃない。
なので、結果は残念だけど悔いはないです。
ごめんね桃助。ごめんねオレンジ。
桃助、一年間ありがとう。
さよならです。