Fish & Paintings Diary

アクアリウムとアクリル画

怪奇現象「両足のないおじさん」

切断の話でまた思い出した。

これは私が親戚のおばちゃんから聞いた話で

本当にあったことです。

 

 

ある日の夕方

おばちゃんが犬の散歩で川のそばにやってくると

その川原の土手に近所の顔見知りのおじさんが座っていました。

 

さらに、橋の上から見たので気付いたのですが

そのおじさんは、以前はあった両脚を失い

膝から下がない状態で、

じっと何かを考え込むように

川を見つめて座っていたそうです。

 

びっくりしたけど

「しばらく見かけない間に事故にでも遭われたのだな」

と、そこは納得

 

ただおかしなことに

おじさんの周囲には、車いすも松葉杖もなく

付き添いの人や車もどこにも見当たりません。

 

おじさんの家は、200メートル以上離れた所にあり

そこからその川原まで、どうやって来たのか?

またどうやって帰るつもりなのか?

自力でそこに来たなら這ってくるしかないのですが

服はきれいで、特に汚れてもいない

とにかく奇妙だったそうです。

 

顔見知りといってもたまに挨拶する程度の仲なので

詮索はしたくないが、介助がないことがどうしても気になり

犬と一緒に川原まで下りて行って、

何か困っていないか、声をかけることにしました。

 

そしておじさんのそばまで来て、またびっくり

なんと、さっき見た時はなかったおじさんの脚

ちゃんと、あるではないですか。

 

どういうことだ??

あんなにはっきり見たはずなのに

見まちがいだというのか

なんでまたこんな 縁起でもない勘違いをしたんだろう

あたし今日は疲れてるのかしら??

 

しかし、もうすぐそばまで来ていて

そのまま声をかけずに引き返すのもおかしいので

おじさんに挨拶して、しばらく世間話をしていたそうです。

 

その話の中で、おじさんが

「最近、甥が交通事故に遭って両脚を切断する大怪我をした」

というのだそうです。

 

それでまた衝撃

さっき、おじさんの脚が無いように見えたことと

何か関係があるのだろうか?

 

そのことを、よっぽどおじさんに言おうかと思いましたが

しかし最初に言ったのならまだしも、

すでに甥の話をきいてしまった後なので

「それをきいてとっさに作り話をした」

「あやしげなウソをつく変な人」

とでも思われたらイヤだから、

当たり障りのない返事だけして、その場は別れたそうです。

終わり。 

・・・・・

 

なんだかよくわからないが不思議な話。

 

甥を心配するおじさんの魂が

一時的に甥とシンクロし、痛みを分かち合っていた

その霊的シンクロが、第三者の目にも見えたとでもいうのだろうか??

 

 

この話を応用すると

「自分がこんな顔だったらいいなあ」という芸能人を見つけたら

心でシンクロして、自分がその人になったつもりになれば

自分の顔も美人になる(幻影をまとえる)かもしれない?

 

そして・・・

本当に感覚の鋭い人は、きっと

かりそめの肉体を越えて

魂の形を見てくれるはずだから✨

 

 

 

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ねんどbyありしゅ