信じる？「呪いの力」

引き続き　呪いについて。

も～だめ語りだしたら止まりません♪

 「怨念」とは、簡単に言うと

「ものすごく怒ってる」

ということで、いいのかな？

でもきっと　単なる怒りよりも層が厚くて

ミルフィーユのような感情

ものすごく傷ついた

ひどい目にあわされた

ありえない！

だからめっちゃ怒ってる

激おこマジギレ<(｀^´)>

みんな死んじゃえばいいのに！！

なんてスリリングなんでしょう✨

こりゃやめられないだろう～

一番底にあるのは「裏切られた」という想い。

「もっと大切にしてほしかったのに」という願い？

本気で自分が嫌いとか、自分がどうでもよかったら

どんな扱いをされても「まあ当然だよね」程度になってしまうはずです。

そこで怒れる人は幸せです。

「自分が好き！」がちゃんと残ってるってことだよね

「自分が大切」が本音であるなら

その想いやエネルギーは、そのままストレートに

大好きな自分を喜ばせるために使った方が実行力が大きいはずです。

だから「恨み」とは

「執事が家の外にいる状態」と私は思います。

自分のために何でもしてくれる

メイドか執事のような存在がいたとしますよね。

その執事に

「あいつが憎い」

「あいつは敵なんだよ」

「あいつに復讐して」と教えたら

執事は大切な主人を離れて外に出るしかなくなります。

敵の情報を収集したり監視したり

呪いを放ったり？に奔走することになります。

でも本当は執事は家にいて「自分に」尽くすもの

自分を喜ばせるために働くべき存在です。

執事とは、その人の想いやエネルギーです。

エネルギーを敵のために使っている間は

自分の幸せのためという本来の目的に手が回らなくて

どうやってもおろそかになってしまう、それが

「他人を恨んでいる時間はもったいない」

という意味だと思います。

でも、「どうしてもあたしの気が済まないの！！」

という場合は、べつに恨んだり呪ったりしてもいいと思います。

うちの大事な執事だけど

どうしても復讐や制裁のために送り出したい・・・

やっと気が済んだときには

お城は荒れ放題だし発展も停滞してる・・・

でも国にもそんな時代があるなら

個人にそんな時期があってもおかしくはない

「あー今の私、戦後の復興期なんだ」と思って

気長にやるしかない・・・

でも呪いの力とかそういうのって、本当に存在するの！？

直接手を下さずに危害を加えることなんて本当にできるの？？

私は、人ひとりの呪いの力はあまり強くないと思います。

 なぜなら前述のとおり

本来家にいるべき執事を出兵させているようなものだから

そして

たとえば金銭トラブルで人を恨む場合

「私はリッチになりたい」が本当の願いだったはずなのに

「あいつのせいだ」「あいつが悪い」と方向を捻転してしまっているので

その捻じれた想いには、直線的な大きなパワーはないと思います。

でも私、呪いの集合体のようなものってあると思うのです。

それはたとえば「同調圧力」と呼ばれるようなものだったり

こう言っていいかわからないけど

先祖の記憶みたいなものだったり。

ものすごく腹の立つこと

たとえば犯罪に巻き込まれそうになった時、

初めてのことなのに、とても初めてと思えなくて

もう何度も何度も数えきれないくらい

同じような理不尽なことに遭遇してきたかのような

とても自分一人のものと思えない、

怒りと恨みと悲しみの集合体のようなもの、

怨念の塊みたいなものがゴォォォォ・・・・

と全身を突き抜けていくのを感じたことがあります。

強烈な既視感とともに

「またかよ！？こういうの、もうウンザリ！！」

という言葉が勢いよくパーンとわきあがってきて

自分でも「あれ？？」とビックリしました。

そういうときって、歴史の中で同じ目に遭った人々の

恨みの意識の集合体みたいなものに

繋がってしまうんじゃないかと思うのです。

それを「憑かれた」というのかもしれないけど

「集合体にアクセスしちゃった」

の方がしっくりくる。

なぜなら自分という個人に別の個人がのりうつるんじゃなくて

（↑私はこういう経験はないです）

そうじゃなくてむしろ自分があっちへ行くというか

小川である自分が、瀧か大河に合流するような感じだからです。

そしてこの集合的な力が

個人を操ることもあるんじゃないかと思います。