Fish & Paintings Diary

アクアリウムとアクリル画

雨宮さんの本① ダサカワイイ絵たちの素敵な居場所

 この本は「背表紙買い」

書店の棚に並んだ背表紙を見て買いました。

この起用されてるイラストのチョイス、ほんと上手いなーと思います。

 オシャレ過ぎずレベル高すぎず、可愛いけど萌絵でもなく、

秋葉原じゃなくて下北沢な感じ?が雨宮さんの読者にぴったり。

各章ごとに小さい白黒絵もついてるんだけど、それもカワイイ♡

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女の子よ銃を取れ [ 雨宮まみ ]
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なぜか目が塗りつぶされているのが宇宙人的ですが、ようは読者と「視線を合わせない」「あなたを見ません」「あなたの外見に一切のジャッジを下しません」という意味なのかも?

ファッション界で活躍する人が教えを賜るという意味の本ではなくて、むしろ疑問や抵抗感を持つ人、悩みのある人のための本です。

著者が、自分の体験や自身も悩んできたこと、そこから導き出した自分なりの答えが書かれています。

その結論がいちいちカッコイイです。

私は「あ、もうその結論のとこだけ一覧表にしてくれればいいよ。あとはもう全部雨宮さんの写真とかでいいよ」とか思ってしまったのですが

いきなり言われても納得できない、「なぜそのような考えに至ったのか」という過程が大事な人や、「私もこの時代に生まれてあなたと同じ苦労をしたんだよ」という共感がまず欲しい人には、最適ですね。

 

内容も見ないで買ったもう一つの理由は、ネットで前から雨宮さんを知っていたので、本はもう役立っても立たなくても、寄付金か応援料のつもりで買いました。

この相談コーナーが素敵なんです。

cocoloni.jp

「穴の底」っていう言葉もおもしろいんだけど、

みんなの相談への雨宮さんの回答がカッコイイ。 大人!!

 

ちなみに個人的に一番強烈だった相談内容は

「親友の“裏アカ”投稿に傷つけられている」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第25回 | ココロニプロロ|恋愛×占い

これ私だったらめっちゃ腹立ちますね。人の言動をネタにして自分だけ人気者になろうなんてずるい!いっそ家に押しかけて同棲して、友の文章力にプラスして女同士キャッキャしてる自撮り写真もばんばんアップすればさらに話題沸騰まちがいなしですよ。いや話がそれた。

 

それで冒頭のイラストの話に戻りますが、見ての通り決してピクシブのランキングに載るような完璧で美しい絵ではありません。

でもこのレトロな感じやダサさ加減こそが効果的!という場面だったり、使い道だったりがあるわけです。

 

結局はどんな絵柄の人にもチャンスや、その人なりの活躍の場がある!ってことなのかもしれないです。

 

それなら流行にのって下手に絵柄を変えようとしたりしないで、自分の「好き」や個性を極めた方が良いに決まっている。

 

でもいろんな人の絵を見てると、ついあれこれ試してみたくなっちゃうんだよね。

 

(ところでイラストレーターさんの名前を探したのですが、それが本のどこにも記載されていませんでした。プロフィールは雨宮まみさんのしかありません。同人誌でさえ挿絵描いたら名前とHPとピクシブID載るのに、なんでやねん。もしかして編集部の人が編集の合間に描いたの??)

 

次回は、もうひとり別の雨宮さんを紹介します。

aryoshka.hatenablog.com